すきっ歯の改善方法には色々ありますが、そのうちの一つにダイレクトボンディングがあります。ダイレクトボンディングは歯を削らずに、しかも短期間ですきっ歯の改善が可能です。今回は当院で行った前歯のすきっ歯の症例を紹介させていただきます。
治療までの経緯
ムシ歯治療で当院にご来院されました。当院の案内にダイレクトボンディングがあり、それに興味を持ってくださり、まずは治療法とメリットデメリットについて説明させていただきました。以前から隙間は気になっていたため、治療したいとのことでダイレクトボンディングにて前歯の治療を行いました。
症例紹介
治療前
前歯の間があいています。まずは術前に模型をとり、歯をつくる技工士と歯の形について相談します。症例によっては、技工士にワックスで最終的な形のイメージを作成してもらい、術前に見て確認をしていただくこともあります。
ダイレクトボンディングの色合わせ
ダイレクトボンディングの材料を歯の上におき、どの色を用いるか決定します。写真では右上のところに材料を数個持っています。今回は周囲の透明感のある感じに合わせる色を用いることにしました。
ラバーダム防湿
充填後
接着を強固にするため、ラバーダムと呼ばれるゴムのシートをかけます。このシートにより、唾液の侵入や息の中に含まれる水分が接着面につくのをよけます。充填直後、自然な感じに充填できました。
治療直後
治療直後の画像になります。歯と歯の間が少しすいています。ただこれはラバーダムで歯茎を抑えていた影響もあるため、この部分は術後しばらくすると回復します。詰めた部分は周囲の歯と自然になじんでいます。
治療後
術後2週間後の状態です。最終の微調整を行いました。治療直後にあった前歯の隙間はわからないレベルになりました。細部の調整と研磨を行い、治療終了となります。
治療詳細
年代・性別 | 20代・男性 |
治療内容 | ダイレクトボンディング |
治療期間 | 1日(術前診査、微調整除く) |
治療費用 | 1歯¥38,500(税込) |
リスク・副作用 | 経年的に着色のリスク |
監修者情報
院長 入江 裕介
- 大阪府立茨木高校卒
- 岡山大学歯学部入学
- 岡山大学歯学部卒業
- ヨリタ歯科就職
- いろは歯科矯正歯科開業
すきっ歯の悩み解決します。
すきっ歯でお悩みの方、当院ではダイレクトボンディング、ラミネートベニア、部分矯正など様々な治療を行うことができます。どの治療もメリット、デメリットがあるため、事前にしっかりとカウンセリングを行い、患者さんごとに計画をたてさせていただきます。すきっ歯を改善したいと思っている方、是非一度ご相談にいらしてください。