奥歯へのインプラント治療とセラミック治療

治療までの経緯

右下の歯が２本ない状態で、左側でものを噛む癖がついていました。片側だけで噛む癖がついているとと、歯や体のバランスに影響します。また歯がないまましばらく経過していたため、右上の歯が伸びていて、適切な治療ができない状態でした。歯がない部分の治療方法として、①インプラント②入れ歯がありますが、今回は固定式でしっかりと噛みたいとのことで、インプラントで治療を行うこととなりました。また伸びている歯の治療方法としては、①矯正治療で下げる②被せ物で形を変える　のどちらかが考えられますが、今回はすでに金属が入っている歯だったため、セラミックで歯の形を変更して対応することにしました。

症例紹介

治療前

治療前

右下の歯は以前に抜歯を行い、歯がない状態となっています。また歯がないまま長期間経ったため、反対側の歯が下に伸びてきています。このままでは右下のスペースがないため、適切な歯を作ることはできません。インプラント治療を行う場合は、歯のない部分を見るだけでなく、全体をみたうえで治療の計画をたてます。そうすることで、長期間安定して使えるインプラント治療が可能となります。

インプラント手術

インプラントの手術の前に、歯の位置や形を歯科技工士と相談したうえで、インプラントを適正な位置に埋めるための道具を用いてインプラント手術を行います。手術後、インプラントが骨と結合するのを少し待ちます。待つ期間は症例にもよりますが、２〜４ヶ月のことが多いです。骨の結合したのちに、インプラントを機能させます。今回は最終的な被せ物を入れる前に事前に仮歯で噛み合わせや、使用感をしっかりと確認させてもらったあとに最終的な被せ物を作成しました。

インプラント治療後

自然な形で右下にインプラントが入りました。今回の症例はインプラント周囲の歯茎の処置も行なっています。インプラント治療が長持ちするように衛生士と一緒に清掃についても確認、指導させてもらいました。

右上セラミック治療

治療後の奥歯

右上の伸びていた歯はセラミックにて長さを調整しました。歯が残っていたために全部削らずに、上の方の一部を最低限だけ削除してセラミックのつめもの（アンレー）を装着しています。自分の歯のように審美的に仕上がっています。右下のインプラントとの噛み合わせも良好で元の歯のような状態になっています。

治療詳細

監修者情報

院長 入江 裕介

• 大阪府立茨木高校卒
• 岡山大学歯学部入学
• 岡山大学歯学部卒業
• ヨリタ歯科就職
• いろは歯科矯正歯科開業

最適な治療方法で、審美的に

ダイレクトボンディングとラミネートベニアの併用で、歯の削除量は最小限に、自然な結果に仕上げることができました。お口の中のお悩みを一度ご相談いただければ、あなたにあった治療法をご提案させていただきます。